毎日を踏み台にして、どうぞ

ただの自己満。されど自己満。

向日葵の咲かない夏

残業のおともで買ったのに、

 

展開が気になって3日くらいで読んでしまっ

 

た。

 

騙されに騙され、

 

当たり前だと思った前提が覆されて、

 

登場人物全員怪しみながら読んでたのに、

 

全く怪しんでなかったやつが

 

そもそもの元凶で。

 

めちゃくちゃおもしろかったなぁ。

 

なんか誰しもが自分の物語の中を

 

生きているっていうのが、

 

人生を上手く生きれていない人の悩み

 

みたいな共通点のように思えて

 

なるほどなぁって。

 

虫が喋るって非現実な展開に、

 

これどうやって落としどころつけるん?

 

ちゃんと読者を納得たらしめる落とし所に

 

なってるん?

 

って穿った目で見てたらちゃんと

 

着地させられました。

 

現実の3歳ってこんな日本語堪能だっけ?

 

って思ってたらまんまと回収されまして。

 

割と自分で作ってる物語とか

 

思い込みがシンプルなことを

 

歪ませてることって現実でもよくあるなって

 

思って、

 

おれは思い込みだったり、

 

ちょっとした相手の仕草とか表情で

 

なんとなく気持ちを察したり、

 

なんかそれも実は一種の自己防衛なんかなぁ

 

とか思ったり。

 

自分の思い込みに縋ってたい気持ちも

 

分かるなぁってなりつつ、

 

そこに甘んじちゃってる後ろめたさ

 

みたいなのも分かりつつ。

 

簡単だよってスパッと外の世界に

 

飛び出せちゃう主人公を羨ましくも思ったり。

 

飛び出したいって思ってる自分がいながら、

 

コンフォートゾーンにい続けたいって

 

思っている自分もいてっていう矛盾な感情。

 

矛盾のせめぎ合いとか葛藤を

 

最近の自分に感じていることもあって、

 

なんだかいつのまにか自分も狂ってるのかな

 

なんて。